for文
for文とは
for文とは、同じ処理を繰り返すための命令文です。
プログラム三大構文の繰り返しにあたります。
for文を使う理由
for文を使う理由は、一言でいうと楽をするためです。
- プログラムコードを短くする
- 修正箇所を少なくする
細かくいえばまだあると思いますが、上記2点が主な理由です。
プログラムを書いていると同じような処理を何度も書くことがあります。
そのような場合に、for文を使ってプログラムコードをすっきり見やすくできます。
書いている側もコードが短くなって楽です。
他のメリットとして、変更があった場合の修正が楽です。
例えば次のコード…
public class Sample{
public static main(){
System.out.println(“Hello World”);
System.out.println(“Hello World”);
System.out.println(“Hello World”);
System.out.println(“Hello World”);
System.out.println(“Hello World”);
}
}
これは「Hello World」という文字列をコンソール画面に5回出力するプログラムです。
この「Hello World」という文字列を他の文字列に変えたくなった場合、5行全部を書き換えないといけません。
これをfor文で書くと…
public class Sample{
public static main(){
for(int i = 0; i < 5; i++){
System.out.println(“Hello World”);
}
}
}
このようにコードを短くできます。
「Hello World」を変更したい場合は1か所の修正だけで済みます。
設計書が完璧で、プログラムコードを後から変更することが絶対ない場合は繰り返し構文を使わなくてもいいです。
しかしそのような開発はありえないので、後から修正することを考えながらコーディングすることが大事です。
for文の書き方・処理
for文の書き方・処理について。
書き方は前項のサンプルコードにある通りです。
public class Sample{
public static main(){
for(int i = 0; i < 5; i++){
System.out.println(“Hello World”);
}
}
}
for文の「()」丸カッコ内は3つの処理に分かれています。
それぞれを「;」セミコロンで区切ります。
for文の「{}」波かっこ内は繰り返す処理を記述します。
処理内容は以下の通りです。
for(①1度だけ行う処理; ②for文の終了条件; ③繰り返しごとに行う処理){
④繰り返す処理;
}
① 1度だけ行う処理
この処理はfor文に入ったときに1度だけ行われます。
ここで宣言した変数は、for文の波カッコ内でのみ有効になります。
② for文の終了条件
ここにはこのfor文の終了条件を書きます。
ここの条件が「true」の場合、「④繰り返す処理」が実行されます。
③ 繰り返しごとに行う処理
for文の処理が繰り返される度に実行されます。
処理の順番は、①→②→④→③→②となります。
1週目なので①が実行されます。
2週目からは、④→③→②の順で実行されます。
②の終了条件がtrueになるまで実行され続けます。
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